今回は、高校や大学の新歓(試乗会)で「初めてヨットに乗る!」という方向けに「実際どれぐらい水に濡れるの?」「どんな服装を用意すればいいの?」という疑問にお答えしていこうと思います。
今回の「ヨット」はディンギーという小型のヨットです。
ヨットといっても2種類あって、
①:小型で基本1〜2人乗りの「ディンギー」
②:大型で10人乗りなどもある「クルーザー」
今回は①のディンギーの話だと考えてください。
結論・・・
濡れます!(風によりますが、全身びしょ濡れかも)
ですが、家にあるもので何とかなります!
この記事を読めば、安心して試乗会に行ってもらえると思います!
ヨットに乗る上で大事なのは、寒さ対策と風対策
寒さ対策
海に出るときに最も大切なのは寒さ対策です。真夏でも冬支度と言われますが、まさにその通りです。例えるなら、扇風機の前に濡れた体で数時間立ち続けるようなものです。
風対策
これは陸上と同様の考え方で構いません。ですので、アウターとしてウインドブレーカーを着ればOK
海上の服装を具体的に
これらを踏まえた上で、新歓が行われる4〜5月の海上コーディネートを考えていきましょう。当日の天候や自身の体調によって微調整してくださいね。
トップス
考え方として、基本的に3枚の重ね着をします。3(スリー)レイヤーと呼ばれる考え方ですね。
1枚目・肌着(ベースレイヤー)
肌に触れる部分です。現段階ではドライ生地のロンTでOK。綿のシャツだと着心地は良いですが、濡れてしまうと重くなり、肌にまとわりついて不快なのでNG。
体操服や文化祭で作ったTシャツをイメージしていただけるとわかりやすいです。
2枚目・中間(ミッドレイヤー)
役割は保温です。ユニクロ・GU・ワークマン等のフリースでOK。
ダウン系は濡れると効果ゼロになるのでNGです。(ダウンは空気の層を作ることで保温しています)
暖かい時期ならこの部分を省略して、2枚の重ね着にしても構いません。
3枚目・外側(アウター)
風対策がメインです。部活で使っていたウインドブレーカーで十分です。持っていないという方はユニクロ等のこんなのがよいでしょう。
クラブによっては、ヨット専用の物を貸してくれるかもしれません。困ったら誘ってくれた先輩に聞いてみましょう。
ボトムス
間違いなく濡れます!ですので、ジャージやウインドブレーカーの下を履きましょう。
絶対に綿のスウェットはNGです!濡れたら重くなり大変です・・・
靴
ヨット専用ブーツを貸してくれる場合が多いです。
ですが、持ち物に「濡れてもよい靴やサンダル」と書いている場合は持参が必要です。必ずかかとのある物にしましょう。もし家にマリンシューズがあるならベストです。ランニングシューズでも良いですが、海水に濡れると臭くなるのであまりおすすめしません。
小物
最低限、ここまでで紹介した物でOKです。
ここからはさらに快適にヨットに乗るための小物を紹介します。
ネックウォーマー
4〜5月の海はまだまだ寒いです。体感的には陸上の2〜3月だと思います。首元をガードしておくとかなり暖かくなります。マフラーは動きにくく、ヨットの部品に引っかかる可能性があるのでNGです!
帽子
日陰のない水の上ではめちゃくちゃ日焼けします。キャップがあるとよいです。海水を被ったり、最悪風で飛ばされたりすることがあるので、ダメになってもOKの物にしましょう。ボランティア等でもらえて、家に眠っているキャップがおすすめです。
寒さが厳しい場合はニット帽を被ってもよいと思います。ただし、ヨットの部品が引っ掛からないように頭の上に装飾のない物で。
さあ、試乗会へ!
これで安心して試乗会に行けるはずです。
それでもわからないことがあれば、遠慮なく先輩に聞きましょう!服の写真を撮って「これで大丈夫でしょうか?」とラインするのもいいと思います。
さあ、爽やかな風を受け船を操るヨットの魅力を感じましょう!
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